メンテナンス事業

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井戸のメンテナンス

井戸は長年使用していく中で、地層より徐々に砂が流入し、井戸の底部に堆積していきます。
この堆積物がある程度溜まると採水部(ストレーナー)を埋没させてしまい、水の流入を妨げる可能性があります。

また、地下水に含まれる溶存物質(鉄分、カルシウム分等)が井戸内部にこびり付き井戸管の腐食、管内が細くなるといった現象、右の写真のようにストレーナー部分の目詰まりが発生し、井戸が、今まで通り使用できなくなるといったことが起こります。

したがいまして、井戸内部の洗浄、浚渫作業は定期的に計画をし行う必要があります。
右の画像のような状態が酷くなると水の確保は難しくなってきます。

※浚渫作業(しゅんせつさぎょう):ベーラーという器具で、井戸底部に溜まった砂、泥を引き上げる作業になります。


井戸孔内カメラ


ストレーナー目詰まり(側方視)

ベーラー工

スワッピング工

ブラッシング工

揚水設備のメンテナンス

揚水設備には水中モーターポンプと揚水管とで成り立っております。ポンプに関しては、井戸内部の見えない部分に設備されているため、異音、振動等の異常な兆候が地上からでは解りません。これにより、常に地上の制御盤より情報を読み取り、ポンプ故障の兆候を察知する必要があります。

しかしながら、地上から故障の兆候を見つけることは非常に難しいと考えます。よって、計画的なポンプのメンテナンスを行い故障が起こる前にポンプを引き上げ、オーバーホールを行います。 実際にポンプが故障し修理を行う場合、新品のポンプを購入するのと変わらない費用が必要となります。

また、予備のポンプを購入し、常に置いていただけましたら、緊急のポンプ故障の際も速やかに対応することが可能であります。揚水管についても、長年の使用により管内に地下水の溶存物質が溜まり、管内が細くなり揚水量が低下したり、揚水管が腐食、酷い場合はねじ部分が腐食により脱落し、ポンプ落下という事態にもなりますので、 併せて点検する必要があります。

管内がスケールで詰まっている

揚水管の腐食が進んでいる

ろ材交換

水中ポンプ設置

井戸の浚渫

配管工事